こんにちは、講師の田窪です。
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、本当にやっと涼しくなってきましたね。彼岸とは、「あの世」という意味もありますが、ここでは春分の日・秋分の日を中心とした一週間のことです。夏の暑さは秋分の日ごろまで、冬の寒さは春分の日ごろまでに和らいでくるという意味の言葉です。ちなみに春分の日に食べるのはぼたもち(春には牡丹が咲くから)、秋分の日の日に食べるのはおはぎ(秋には萩が実るから)ですよ(^−^)見た目はそっくりでも、季節によって名前が変わるんですね。
さて、前回は百人一首の中から恋愛をテーマにした和歌を取り上げました。今回も和歌についてなのですが、扱うテーマを変えてみます。今回は「辞世の句」です。聞いたことはあるでしょうか?これは、死に際に読む詩歌のことです。人生の最期を迎えるにあたり、「こういう風に死にたい」「自分の人生はこんな感じだった」という思いを込めて作られます。有名な人の辞世の句をいくつかご紹介します。
「石川や 浜の真砂は 尽くるとも 世に盗人の 種は尽くまじ」石川五右衛門
(訳)たとえ砂浜の砂が全て無くなることがあっても、盗人は世の中からは決して消えないだろう。
(解説)大泥棒の石川五右衛門が処刑されるときに詠んだといわれる歌です。釜ゆでという重い刑でした。これにちなんでドラム缶風呂のことを「五右衛門風呂」と言ったりしますが、若い皆さんはご存じないですかね(笑)。ちなみにアニメ「ルパン3世」に出てくる石川五ェ門はこの人の子孫という設定です。
「願はくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ」西行法師
(訳)どうにかして、桜の下で、春、美しく咲き乱れる花に包まれて死にたい。出家の身として、お釈迦様のなくなった2月15日ごろに死にたいものだ。
(解説)平安時代末期の代表的歌人、西行の詠んだ歌です。百人一首にも違う歌が選ばれています。個人的にはこの歌のほうが素敵だと思います!なんとこの歌の通り如月の望月のころ桜の木の下で亡くなったというから驚きです…。歌を詠みながら全国をさすらい続けた西行らしいと思います。旧暦では1〜3月を「春」としていたので、如月(2月)を春と言っているのですね。
「身はたとえ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」吉田松陰
(訳)この身はたとえこの武蔵の野辺に死に絶えても、私の大和魂はいつまでもこの国で生きていくのだ。
(解説)幕末に、安政の大獄で処刑されてしまった吉田松陰の歌です。祖国である日本を守りたいという熱い気持ちが込められていますね。松陰は処刑されてしまいましたが、この歌によって弟子の高杉晋作や桂小五郎をはじめ、日本中の志士の心が奮い立たされたといいます。仲間と一緒に明治の世を迎えさせてあげたかったです!
いかがでしたか?少ししんみりしてしまいましたかね(^_^;)
ほかにも豊臣秀吉や松尾芭蕉、高杉晋作の辞世の句が有名だと思います。興味があればぜひノーバスで私に尋ねてみてください☆将来後悔しないように、小さくても良いので目標を立て、一日一日を有意義に過ごしていってください(^◇^)
松戸校日記 [2012-09-24]
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