2018年6月のお知らせ

定期テストが終わった学校がちょこちょこと出てきました
さてさて結果はいかに？と気になるところではありますが、当たり前かもしれませんが点数取れた子は取れたでしょう。取れなかった子は取れなかったでしょう。「あの子は頭がいい。」とか「数学分かんない。」とかよく聞きます。
確かに教科によって得意不得意、好き嫌いとあるでしょう。それでも同じ学校で同じ先生から同じ授業を受けて同じ環境で同じテストを受けているのにも関わらず、いくら何でも差が…と思います。
両者の決定的な違いは「普段からやっているか」「集中しているか」「取り組んでいるか」「諦めていないか」かなと思います。
普段からやっている人には敵いません。テスト1週間前からやり始めたところで付け焼刃な知識です。テストが終わったら忘れます。
集中している人には敵いません。すぐに話したりスマホいじったり…時間がただただ流れていきます。そんなものは、勉強とは言いません。休憩です。
取り組んでいる人には敵いません。目標や計画を意識しておらずワークや課題を終わらせるだけの作業。そんなものは、勉強でも休憩でもないです。
諦めない人には敵いません。問題を見た瞬間に「無理。わかんない。」考え方、解き方は教えましょう。ヒントも出します。でも過程のどこかは自分でひねり出してみてください。考えてみてください。そうしないと成長しません。

とりあえず、どれでもいいのでやってください。
どれかやってれば他もかってに出来るようになります。

「夏からやる！」と言っていた生徒に対して「6月から夏なんだよ」とある生徒が言っていました。

「私やってるよ！」と言っていた生徒に対して「それ自分の中ででしょ？」とある生徒が言っていました。

「分かんない！」と言っていた生徒に対して「分かんないなら分かるまでやればいいじゃん」とある生徒が言っていました。

「宿題終わんない！」と言っていた生徒に対して「溜め込んでるからじゃん」とある生徒が言っていました。

とまぁみんな正論を言ってくれていたのでこちらの仕事が無くなってしまったんですが、その通りだと思います。
言われないように頑張る。でなく同じことを思えるように言えるように頑張ってください。

漢字を書けない子たちが多いなーと最近思います。
勉強面でも普段の生活からも「んー…」と唸ることが多いです。
教科書に載っているものは、例え習っていない漢字でも漢字で書くべきだと思っている人なので「漢字で書かないの？」と聞きます。「ひらがなで書いても〇くれる」と返されます。んー…どうしたものか…
国語や漢字のテスト答案を見て「なんでこの字を書いた？」と思うことがあります。漢字の持つ意味とか知らなかったり考えてなかったりしているんだろうなと思います。その言葉の意味や漢字の意味、その漢字を使った他の言葉を例に出すのですが「知らない」と言われます。
数学、理科、社会、英語と違って、漢字はその形、読みと意味も含めて知っているか知らないか、偏とつくりから考えてあたりを付けられるかどうかが大きいと思うんですが、結局「知らない」とどうにもならないんですよね…
漢字は日本語の一部です。母国語です。「漢字キライー。英語の方が好きー。」なんて聞きますが、母国語の言葉や仕組みを知らないで、理解していないで外国語を学び始めても正直つまらないだろうと。途中でどこかで躓くと思います。
外国語が出来ないのは母国語ができないからと、ゲーテが言っていますね。
少年時代に7か国語をマスターしていた彼に言われてしまっては、納得せざるをえないなぁと。はい、と言う事を聞くしかないなぁと。

あいさつとか使ったイス入れるとかそういうやつ。
一言で言い表すことが中々難しい領域のものですが
そういうやつってとても大切です。
7,8年、子どもと関わる仕事を色々としてきましたが
そういうことができる子たちはもれなく、しっかりしていて賢い。

押しボタン式の信号でボタンを押したのに信号無視する人、
道路のド真ん中で立っている人、
車が行き交う道路に飛び出してくる人、
今日、車で通勤している15分間で見た大人たちですが
こんなことをしているんじゃ子どもの手本なんかに
なれないし、子どもにあーだこーだ言えるはずもない。
きっとあいさつとか使ったイス入れるとかそういうやつ出来ない大人なんだろうなぁと。
私は子どもたちがそんな風になるのだけはイヤだなぁと。
勉強なんて二の次でそういうことが出来る人になってほしい。