Q,1週間前のお昼ご飯を答えてください。

皆様こんにちは、講師Aです。
本日の記事は決して皆様の献立アンケートを取っているわけではありません。記事タイトルを見たほとんどの方が「なんだったっけ…」と悩まれたのではないでしょうか？私自身も覚えておりません。

本日紹介したいのは、ドイツの心理学者エビングハウスが発表した「エビングハウスの忘却曲線」についてです。
エビングハウスは「意味のないワードを記憶した後、時間と共にどれだけ忘れてしまうのか」をデータとして表しました。

その結果として
1時間後には約50％
1日後には約70％
1週間後には約75％
1か月後には約80％（！）ものワードを忘れているということが分かったそうです。

とても大胆なまとめ方をすると
★100の勉強をしたとしても、何もせずに過ごすと1時間後には50忘れている。
★さらに1ヶ月後には20ぶんの記憶しか残っていない
ということです。
人間は忘れっぽい生き物なのです。私が一週間前のメニューを覚えていないのも無理はありませんね。

では、学習とは無意味なものなのでしょうか？そうではありませんよね。
このデータの他にも、エビングハウスはこうも表しました。
学習した後
1日以内に15分復習をすると、記憶率は約100％に戻る
そしてその1週間以内に10分復習すれば、記憶率は約100％に戻る
そしてその1か月以内に5分復習すれば、記憶率は約100％に戻る　とのことです。

これまた大胆なまとめ方をすると
「授業を受けたその日」「授業を受けた土日」「授業を受けた1か月以内」に復習すれば、中間テストや期末テストの時まで定着しているということ。

「一気にたくさん」より「こまめに少しずつ」勉強するほうが効率がいい。テスト直前だけ頑張るのではなく、早めに準備をはじめよう！　ということです。


エビングハウスの理論に基づいて
２学期中間テストがある皆様は、まず目の前の中間テストに向けて復習を始めましょう！
２学期期末テストのみの皆様も、少し先だからと油断せずに一度総復習する時間を作りましょう。
エビングハウスの忘却曲線については、私が意訳している部分や省略させていただいた部分も多いため、もしも興味を持った方がいればぜひ調べてみてくださいね。

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