こんにちは。
『個別指導塾ノーバス』稲毛校塾長の白鳥です。
今日から千葉市の公立小中学校は5日間、秋休みになりますね。
秋休み初日は、とても天気が良くて、明日からの3連休も過ごし易いそうです。
ちなみに、昨日、通知表が返却されたかと思いますが、塾生は必ず担当の先生、もしくは私に提出するようにお願い致します。
特に中学校3年生は私立の併願校を決める際に非常に重要になりますので、よろしくお願い致します。
さて、本日はケアレスミスについて少し私の考えを述べたいと思います。
稲毛校では、試験が終わるたびに、担当の先生が答案用紙に直接、なぜ間違えたのかを記入するようにしております。
そこで、よく見られるのが、計算ミス・スペルミス・写し間違え・問題をよく読んでいなかったなどです。
ケアレスミスというのは、本人の性格もあるとは思いますが、それで片付けてしまえば、何も進歩はありません。
よく「計算ミスさえなければ、90点取れたのに。」という声を生徒から聞きますが、結果は結果です。
そのミスも含めて、今の実力なのです。
では、それをどのように改善していけばいいのか各科目ごとに考えていきたいと思います。
@英語
英語で1番多いのはスペルミスです。
文法の理解はできていても単語が書けないだけで点数を落としている生徒が非常に多いです。
特に多いのが、音で覚えていて、なんとなくその音をたよりに答案用紙を記入して間違えるパターンです。
例えば、「cutom(習慣)」という単語がありますが、音で「カスタム」と覚えておりますから、答案用紙には「castam」もしくは「costom」と書いてしまうのです。
それを改善するにはどうすればいいでしょうか?
例えば、誰しも自分の名前を漢字で書けますよね?
理由は生まれてから何回も書いたことがあるからです。
同じように、「custom」も自分の名前を書いた回数ぐらいに書けば絶対に書けるようになります。
ちょっとオーバーかもしれませんが、つまりはとにかく書くしかないということです。
また、書き方もあります。
五感をフルに活用するということです。
暗記のコツは、いかに見たか・聞いたか・書いたかがポイントです。
ですので、声に出しながら耳で聞き、目に焼き付け、手で覚えさせることです。
いかに見たかということを考えると、付箋紙ペタペタ法もあります。
これは、家のいたるところに、自分が早急に覚えなければいけない単語や暗記事項を付箋でペタペタはりまくるということです。
例えば、テレビの4隅、トイレの扉、鏡など、自分がよく見るものにはっておくと効果的です。
単語に関しては、他のページにも記載されておりますので、そちらをご覧下さい。
また、単語以外でよく間違えるのが、動詞を適切なカタチに直すことができない生徒です。
例えば、go、goes、going、went、goneなど動詞は様々なカタチに変化します。
まずは、最低限、そのカタチをすべて書けることが大前提です。
その上で、文法の理解を深め、曖昧を無くせば点数が取れます。
高校受験の英語は大学受験のような複雑な知識や理解は必要ありません。
私が思うには、高校受験の英語は、いくら言語といっても国語のような読解力も必要はないと思います。
つまり、知っていれば解けるのが高校受験の英語だと思いますので、とにかく覚えるしかないと思います。
もちろん、その覚え方が重要ですので、そういったテクニックやコツを生徒には教えていきたいと思います。
A数学・算数
数学で1番多いミスは計算ミスです。
計算ミスが多い生徒の特徴は
・頭の中で考え、途中計算式を書かない。
・良く言えば計算が速い、悪く言うと計算が雑。
小学校のときは、確かに早く終わって先生に提出すると優越感を感じますよね?
でも、いくら早くてもあっていなけなれば元も子もないと思います。
まずは、どんなに遅くてもいいから正確に、そして徐々に速くしていくことが重要です。
また、とにかく頭の中で考え、途中計算式を書かない、また書いてもノートに細かく書きすぎて、特に分数を1行で書いたり、さらに約分もするとどんどん文字も小さくなって、自分でも読めなくて間違えるケースも多いです。
数学も算数も、とにかくノートは贅沢に使うことがポイントです。
また、次に多いのが、問題用紙の計算はあっているのに、答案用紙に写す際に、なぜか違う答えを書いてしまう生徒です。
これは、他の科目にもいえることですが、答えを出したことに満足し、最後のつめが甘いということになります。
最後まで集中力を切らさずに頑張りましょう!
最後になりますが、これは受験のテクニックにもなりますが、試験の時には、必ず5分は最低でも時間を余らせるように時間配分を考えてください。
試験が始まったら、すぐに問題に取り掛かるのではなく、まず大問がいくつあるのか、大問ごとにどのくらいの時間を掛けるかなどを瞬時に見極めます。
そして、最後が重要ですが、人間は自分の出した答えに対して過度の自信を持つ生き物だと思います。
だからこそ、頭の中で、「どうせあってるから大丈夫。」といった甘い考えで見直しをします。
そうではなく、他人の解答用紙をあら捜しをするような気持ちで自分の答案用紙を見直してください。
きっと、いくつかミスに気付くと思います。
そして、数学は1問5点です。
非常に大きいです。
例えば、10-6÷2+3といった計算も二次関数の(3)の応用問題も同じ5点です。
最後の問題がわからなくて時間切れになるのであれば、その問題を捨てる勇気も必要です。
その時間を他の問題の見直しにあてて、例えば約分ミスや計算ミスなどの2つミスに気付けば、差し引き5点UPです。
そういった考え方もテストには必要ですので、是非ご参考にして下さい。
B国語
国語で1番多いミスが、問題をよく読んでいないことです。
例えば、「20文字以内で書きなさい。」と「20文字以内で書き抜きなさい。」は大きく違います。
ここをよく見落としている生徒が非常に多いです。
文章だけでなく、設問にも線を引く癖をつけてください。
あとは、男の子に多いのが、字が汚い生徒です。
テストが終わってから、「これ、あってんじゃん!」って先生にクレームを言っても、先生から「読めない!」と突っぱねられた経験はないでしょうか?
特に、漢字は、トメ・ハネなども細かくチェックされますので、いつも以上に綺麗に書く習慣をつけましょう。
最後になりますが、中学生の定期試験の漢字の問題はサービス問題ですよ。
あれだけで20点はありますから。
ここで点数を取らないのは非常にもったいないです!
試験範囲もわかっているわけですから、その範囲内の漢字は繰り返し演習をして、20点取って当たり前だという意識を持ちましょう。
C社会
社会でよく見られるミスは漢字のミスです。
基本的には、教科書に漢字で書かれているものは漢字で覚え、漢字で記入しますが、テストで漢字指定でなければ、もし漢字に自信がなければ、ひらがなで書いてもマルはもらえます。
なのに、無理して漢字で書いてバツをもらっている生徒をよく見かけます。
自信がなければ、ひらがなで書きましょう。
また、以前、生徒の答案用紙を見た時に、漢字にフリガナをふっている生徒がいました。
これは、私の中学校の頃の実体験ですが、試験時間が余って、時間つぶしに答案用紙の漢字にすべてフリガナをふったことがあります。
幸いなことに先生から答案用紙を返却された時に、「今回は大目に見るけど、受験ではバツだからな。」と言われました。
つまり、フリガナをふるということは答えを2つ書くことになります。
例えば、「豊臣秀吉」と書いてフリガナに「おだのぶなが」と書いたら、もちろんバツですよね?
こういった些細なことで減点されることはないようにしましょう!
D理科
理科でよく見られるミスは、やはり1分野の計算問題です。
数学に比べれば、覚える公式が少ないのにも関わらず、公式が曖昧だったり、計算ミスをする生徒がよくいます。
なぜそういった公式になるのか理屈を理解する方法もありますが、その他にも語呂で覚えるという手もあります。
有名なのがオームの法則ですが、「ERIちゃん」、もしくは「縁の下には愛がアール」などです。
また、数学と違って、公式さえ知っていれば応用やひらめきもなく解けるのが理科の1分野ですから、とにかく問題をたくさん解いて、完璧に使いこなせるまで、たくさん演習量を増やしましょう。
また、2分野でも漢字が難しいものもあります。
例えば、維管束・斑状組織・恒温動物・末梢神経・閉塞前線などです。
こういった言葉も無理に漢字で書いてバツになるぐらいなら、ひらがなで書いてマルをもらった方が賢明です。
長くなりましたが、とにかくケアレスミスを性格で片付けるのではなく、まず自分がどういった科目・単元でミスをするのかを知ってください。
その上で、テストで「あっ。この問題は、いつも自分がミスをする問題だ。」という警告が頭によぎるぐらい演習を積んで下さい。
そして、見直しをちゃんとしてください。
そして、問題をよく読んでください。
人間は誰しもミスはします。
重要なのは、ミスをした後に同じミスをしないということです。
ミス、つまり1度失敗したら、自分を戒め、同じミスをしないように、つねに意識することが大切です。
ミス(失敗)は成功のもとですよ!
塾長日記 [2011-10-07]
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