みなさんこんにちは
今日はテキスト選びのガイドラインというか、それぞれの役割について私の考えを書いていきたいと思います。
まず、テキストは薬と同じです。
期待した効果を発揮させるためには「使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って正しくお使い」しなければいけないのですが、これがしっかり理解できている人は非常に少ない印象があります。これに従わないと、勉強しているはずなのに成績が下がるという、受験生にとって最も恐ろしい副作用に見舞われることとなります。
さて、一口にテキストといっても色々ありますね。「教科書」、「参考書」、「問題集」、「過去問」・・・
まずこれらの使用目的をしっかり把握する必要があります。
例えば、あなたが体調を崩したとき、その症状を基に服用する薬を決めますよね?「あなたのカゼはどこから?」なんてCMも見たことがあるんじゃないでしょうか?(このCM、まだ放送してるんですかね?)
テキストも薬と同じで、今の自分に合った適切なテキストを、用法・用量を守って正しくお使いただく必要があるわけです。
学習には大きく分けて3つのステップがあると考えています。
それはすなわち「理解」、「運用」、「習得」なのですが、この3つのステップをひとつひとつあがっていくために「教科書」、「参考書」、「問題集」がそれぞれの特効薬として用意されています。
理解が足りていないのならば、教科書を読みましょう。
理屈はわかるけど、基礎的な問題が解けない人は運用ができていません。参考書で、身についた知識の運用法を学びましょう。基礎問題がある程度解答できる場合は、問題集で応用力を養い習得を目指しましょう。といった具合です。
もちろんテキストによって難易度まちまちですから、現状の学力・目標到達点を考慮したうえで、それぞれのステップにあったテキストを選択することになります。「なんかすっごい厚いから、これ完成させれば何とかなるかも」とか、「基礎からって書いてあるからとりあえずこれやっとけば大丈夫」といったようなフィーリングで選んだテキストでは役に立たないことが多いです。上記の「使用上の注意」をよく読み、自分に合ったより良いテキスト選びを心がけてくださいね。